Being on the Road! Going our way! 世界一周 〜夫婦で地球を巡る旅〜
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【No.15】フエゴ島トレッキング@_Tierra del Fuego 国立公園


目的
準備
トレッキングへ!


目的

僕たちはこれから3〜4ヶ月かけてパタゴニア全域を歩こうと考えています。
パタゴニアのトレッキングは標高2,000m未満が多いのですが、高山とは異なるスキルが要求されます。
移り変わり易い天候に対する用意、食料やテントは基本的に持ち込み なので、ある程度の重量の荷物を背負って歩けるだけの体力などなど。 今回は足慣らしも兼ねて、パタゴニアの天候を体験する目的でフエゴ島トレッキングを行いました。
準備

【1】.情報収集
ロンリープラネット Trekking in the PATAGONIAN ANDES版、各人のHP、ウシュアイアのサンマルティン通りにある観光案内所。
※地球の歩き方にフエゴ島国立公園のことは触れられてますが、トレッキング情報としては全く使えません。

ウシュアイアに来る途中で会ったイギリス人ですら、フエゴ島でトレッキング出来ることを知らなかったので、 ロンプラのパタゴニア版を持ってない人は、パイネとロスグシアレスなどのメジャー所しか情報を得れないのかも しれません。
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【2】.トレッキングコースの選定
国立公園内には大きく5つのコースがあり、時間(短いもので1時間〜長くても4時間)、体力(難易度低〜中レベル)
によってコース選定が可能です。日帰りでも行けますが、一度パタゴニアの気候をじっくり見たかったので 1泊2日の日程で以下のコースを歩きました。

国立公園に入ってからルート3号沿いに歩きそこからZaratiegui Bayに南下、そして海岸沿いに 歩くCOSTERA TRAILコース、Lago Rocaでテント泊をし、翌日にルート3沿いに歩いて帰るコースです。

<国立公園入場料>
一般の人は1人30ペソかかります。
僕たちはブエノスアイレスで作成した学生証を使い4ペソで入りました。
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【3】.装備の準備と調達
新規購入したもの:緊急用ホイッスル兼コンパス(共用)、レインウェア・アンダー(Ryuji)、登山用帽子(共用)、 泥除けガーター(Hiroko)、セパレイトパンツ(Ryuji、Hiroko)。

他、バーナーの燃料用で自動車用ガソリンを650mlボトル1本分。(実際に入れてる燃料は590mlです。)

ウシュアイアにはアウトドアショップがサンマルティン通りに5、6軒あり、そこそこの品質のものが入手できます。
ホワイトガソリンは入手できませんでした。

※トレッキング装備以外の荷物は、セントロで泊まった宿で預かって頂きました。  

 以下は、持ち物の情報です。
りゅうじ
・ザック(mon-bell製のZERO POINT EXPEDITION 65L)
・テント(mon-bell製の3シーズン対応のやつ)
・レインウェア上下(mon-bellのGOA-TEX製ストーム・クルーザ、アンダーはアルゼンチンmontage製)
・ソフトシェル(偽ブランドのMarmot製→カトマンズのタメル地区で購入した)
・ネルシャツ×1
・帽子×2(ニット帽、ツバ付き)
・サングラス
・軍手
・ズボン×2(脱着式で短パンにできるやつ、カーゴパンツ)
・速乾性下着上下(半袖シャツ×1、長袖シャツ×1、パンツ×4、厚手靴下×4)→袋に入れたままなので日数が 少なくても多めに持っていくこととなった。
・トレッキングシューズ(SaromonのGOA-TEX製)
・ビーチサンダル(休憩用に)
・寝袋×2(mon-bell製 ダウンハガー#3×2)
・マット(サーマレス製)
・ヘッドライト(petzel製)
・バーナー(MSR製のDragonFly)
・バーナー燃料(ガソリン590ml)
・コッフェル(Snowpeak製の1.5L&1Lの鍋)
・水入れ(platypusの2L)
・水筒(カラビナ付きアルミ製の1L)
・ロンリープラネットPATAGONIA版 ・コンパス
・マッチ、ライター
・嗜好品(コーヒー、紅茶)
・行動食
・トイレットペーパ
・洗濯バサミ
・デジカメ
・本、ノート、ペン、スペイン語−英語辞書
・貴重品

重量測定なしのため不明
ひろこ
・ザック(MILLETの 55/65L)
・レインウェア(Mizunoの上下セット)
・ソフトシェル(偽ブランドのMarmot製→カトマンズのタメル地区で購入した)
・フリース(NORTHFACE製)
・帽子×2(ニット帽、ツバ付き)
・手袋(毛糸製で冬の町で使うようなやつ) ・ズボン×2(脱着式で短パンにできるやつと)
・上下速乾性下着(半袖シャツ×2、長袖シャツ×2、パンツ×3、靴下×4)
・トレッキングシューズ(GOA-TEX)
・マット
・ヘッドライト×1(Prius製)
・ヘッドライト予備電池
・バンドエイドセット
・メインの食材
・貴重品
・石鹸
・その他ケア用品
・トイレットペーパ
・メモ帳・日記帳


重量測定なしのため不明


■行動食の内容
クッキーチョコ1袋

■食事の内容
1日目
昼:グリーピースご飯(出発前に宿で作っておいた)、ゆで卵(前夜に宿で作っておいた)、インスタント味噌汁、コーヒー
夜:パン(Doche Lecheを塗って)、コーヒー・紅茶、パスタ(ゆかりをふりかけて頂きます。)

2日目
朝:パン(Doche Lecheを塗って)、コーヒ・紅茶、ゆで卵
トレッキングへ!

■11月1日 雪〜快晴〜曇り〜晴れ〜雪〜雨 ウシュアイア 〜 国立公園入口タクシーで移動 所要時間15分 移動距離12km
歩いた区間は国立公園入口前〜Zaratiegui湾〜COSTERA TRAILコース〜Lago Rocaキャンプ場 歩行時間4.5時間 歩行距離12km

りゅうじ:体調良好
ひろこ:風邪治りかけ

朝8:30頃、ウシュアイアのセントロからタクシーにて出発。
国立公園の入口に到着した時には、雪が降っていた。 南半球は夏に向かっているとはいえ、ここは南緯54度。時折、冷たい風が吹き抜けます。

tierragate.jpg(23005 byte) ←入園料は学割がききます。嬉しい誤算に驚いているひろぴん。

パンアメリカン・ハイウェイと呼ばれているルート3沿いに30分程歩く。

←ルート3の終点までわずか10km余り。アラスカまで17,000kmほどの距離です。

フエゴ島の天候は本当に気まぐれ。ウシュアイア市内でも雨〜曇〜晴れを一日の内に体験することが多いのに、
ここでは更に「雪」と「風」がプラスされるのです。さ、寒い〜。


晴れ間が見えると、雪をかぶっている山々やビーグル水道に続くEnsenda湾がくっきりと眺望できます。



たんぽぽが咲いてます。雪が降ってるけど、もう季節は春。
なんだか真鶴をハイキングした時のような風景。壮大な風景が見られるかと思っていたけど、意に反して日本情緒溢れる感じ。



海沿いのSenda Costeraコース。途中波打ち際を歩いたり、山道を出たり入ったり。
海岸に馬が!足が太くて、毛も多い気がします。寒冷地仕様のお馬さんでしょうか?



波打ち際にムール貝?とおぼしき貝殻発見。おいしそう。でも、ここは赤潮がよく発生する海域で、食べてはダメだそう。



キャンプサイトLago Rocaに13:30頃到着!今夜の幕営地は風景がいい!



テントを設置してから軽トレッキングに出発。が、雪が容赦なく降ってきて歩行断念。 雪は雨交じりのみぞれに変わり、朝方までずっと降る。歩き回れないのでテントの中で今後のルートや課題を二人で話し合う。

←もう外に出る気なし。


■11月2日 みぞれまじりの雨〜小雨〜曇り 歩行時間1.5時間 歩行距離6km

りゅうじ:体調良好
ひろこ:風邪治りかけ

今日も雨…。朝8時半まで天気の様子を見たけど雨だったので、今日のトレッキングは断念。
雨の止んだ隙に寝袋やテントを撤収し、ルート3沿いに二人黙々と歩いていると親切な車が止まってくれて、
セントロまで2人10ペソで乗せていってくれた。

今回は始終荒天にやりこめられたトレッキングという印象。
でも、今後控えているパイネ周遊やフィッツロイで風に吹かれること、寒さ、一日の歩く距離やペース配分、
などなどを想定する基準が自分達の中で確立できた良いトレッキングでした。
<交通費>
▼行き
タクシーメーターを回してもらい27ペソ。
※セントロから出ているバスは1人片道30ペソ、往復購入すると50ペソと言われました。2人以上ならばタクシーで行ったほうが安いです。

▼帰り
国立公園内の国道3号を雨が降りすさぶ中歩いていたら、親切な車が泊まってくれて2人で10ペソでセントロまで帰ってこれました。
※ロンプラのトレッキング版には書かれていませんが、国立公園から多分セントロまでのシャトルバスがでているよう。
サンマルティン通りにある観光案内所でもらえる国立公園の無料地図でシャトルバスのバス停は確認できます。

<宿泊>
もちろん今回はテント泊。
公園内には有料キャンプサイト(トイレ・シャワー・レストラン・水場有り)と4つの無料キャンプサイト(水場・トイレなし)
(ロンプラで無料の場所は5つとありますが、Las Bandurriasはなくなったそう)があります。
私達がテントを張った場所は有料キャンプサイトのLago Roca(一人12ペソ)。
ちなみLago Rocaにはテントなしのお客さんのための宿泊施設バックパッカーズもありました。こちらはキッチン付き。

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