準備 = 先立つもの = 資金。
先ずは資金を準備する必要がありました。
同棲時代から互いに貯金はしていたものの、本格的に資金作りに集中したのは
2年間くらいだったと思います。
その中には、帰国後の生活の場を築く費用・生活費(目安で1年〜くらい)が入っています。
貯蓄はその気になれば簡単にできました。
ポイントは無借金・浪費物を持たない(車など)・外食を極力しないなど特に削っても
困らない生活コストを抑える感じ。
娯楽費以外での東京での生活費は月に20万(2人で)くらいだったと思います。
旅資金は準備金を含めて約500万円。実際に使った準備資金は80万円ほどです。
世界旅行された方のHP等を参考にすると、1年半で400〜500万円くらいの方が多かったので、
私達もその予算で行けるだろ〜!ということに。どんぶり勘定です。
出発予定は12月だったので、南米からスタートする予定でした。
世界一周航空券のワンワールドでチリのサンチャゴへ飛び、
そこからパタゴニア入りし、
南端からアラスカまで北上、ヨーロッパを経てアフリカへ入り、航空券の有効期限である
2008年12月に
インドのムンバイまで飛んだら、残りの券は捨ててアジアを周遊しながら陸路で日本を目指す予定でした。
しかし問題が2つありました。
1.世界一周航空券は出発前に予めルートを決めておかねばならず、ルートや時間的な縛りを受ける。
2.アジアからスタートするなら英語が通じやすいので心配はなかったが、いきなり南米は言葉の面で心配。
以上の理由から、神戸より
新鑑真号(国際定期船)で上海まで行きそこから西周りで
旅をスタートすることにしました。
船を使った理由は年末年始の格安航空券が高くなるからです。
★結局、スペイン語が全く分からないまま南米に入りました。
項目 | 出費 | 備考 |
---|---|---|
予防接種 | 91,800円 | A型肝炎 8,700円×2回、破傷風 3,500円、黄熱病 11,000円、狂犬病1回目 8,000円、2回目6,000円 |
海外傷害保険加入(18ヶ月分×2名) | 273,000円 | 損保ジャパンの代理店である金子事務所へお願いした。 傷害治療・疾病それぞれ500万、賠償責任1億、携行品10万、後遺症傷害や疾病死亡100万。 |
歯の治療 | 40,000円 | 海外保険の対象外なので。 |
旅道具の購入 | 200,000円 | ザック、速乾性の衣類、トレッキング用品。登山と兼ねて旅に出る前から新規購入したものも計算に入れています。 |
ノートPC、HDDの購入 | 92,000円 | 旅用にコンパクトなLet`s noteを購入。 内臓HDDを新品なものに換装し、お古は外付けでバックアップ用として使用。 |
デジカメ、xDカード(2GB)の購入 | 32,000円 | 旅用に購入。 |
旅券の更新、増補 | 20,000円 | Hirikoは新規作成、Ryujiは増補。 |
携帯電話の停止 | 20,000円 | 出国の前日に神戸のショップで。 |
出国前の帰省、神戸までの移動費+ホテル代。 |
63,370円 | それぞれの実家岩手県と茨城県へ。 東京→岩手(夜行バス)→東京(青春18切符×2回分) 東京→茨城(レンタカー):家財道具運搬用。 神戸まで 茨城→東京(電車)→神戸(青春18切符×2回分) 青春18切符の1回分の余りはヤフオクで事前に売っておいたので 神戸に着いた時点で発送しました。 神戸では出国前の1泊分のホテル代・食事代など。 |
合計 832,170円 |
◆お金の持ち方
日本出国直前に5万円の現金、2,900 USドルの現金、6,500 USドルのTCを持ちました。
USドルの現金は元々保有していたもの。
TCは以下の手順で作りました。
1.外為.comよりレバレッジ1で取引。
2.外為.comで決済後、USドルをCITIBANKへ送金。(送金手数料3,500円)
3.その後CITIBANKにてUSドルの現金をAMEXブランドへTC化。(TC化無料)
通常は両替手数料だけで1ドルにつき1〜2円かかります。
TCはアフリカなどで現金化して使用するために作りました。
現地でTCをドル現金化にする際、手数料(1〜2%)がかかります。
◆海外転出届け。
住民票を抜きます。渡航中の国民年金をカラ期間としてカウントしてもらうのがベターかと…。
◆住民税の前倒し払い。
2007年より住民税と所得税の入れ替えが成立しました。→つまりのこところ・・・年始に旅に出ると大幅に損をする仕組みになった。
住民税は本年の1月1日にに住民票を置いてある市(区)より前年の収入に課税され、
翌年の5月まで4期に分けて請求されます。
ただし、会社勤めしている人は予め会社から
その年の収入を見越して毎月給与から差し引かれます。
この見越し差し引きと実際に支払うべき差額が年末調整で返ってきます。
後々面倒になりそうだったので、翌年の5月まで引かれる予定の住民税を予め支払って行きました。
◆クレジットカードの作成
VISAとMASTERをそれぞれ2枚ずつ。(結局VISA1枚とMASTER2枚を携帯した。)
身分証明の代わりにもなるし、何と言っても国際キャッシュカードでATMにアクセスできない時に、
緊急用としてお金を引き出すことができる。
飛行機にチケット購入や、第3国への片道入国対策として何らかの交通機関のチケットをネット購入する際にも、
クレジットが必要になる。