Being on the Road! Going our way! 世界一周 〜夫婦で地球を巡る旅〜
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【No.29】ブランカ山群トレッキングC_サンタクルス谷・アルパマヨ山東壁コース


目的
準備
トレッキングへ!


目的

アフリカのケニア、ナミビア、南アフリカの道中で何度か出会い、その後フィッツロイ麓のエル・チャルテン村未舗装道で偶然ばったり再会、
そしてアコンカグア山頂を一緒に目指した裕一朗さんがワラスにやってきた!

サンタクルス谷ラグナチュールップオジェロスチャビンコースを歩いた私達はもうワラスを出ようかと思っていたけれど、 いざ裕一朗さんと再会すると、私も竜ちゃんも彼と一緒に山歩きがしたくなってしまいました。
ワラスのメルカドに近い写真屋兼写真ギャラリー(ブランカ山群を中心に撮影している写真家の方が経営してます)で3人で写真を見ていたところ、裕一朗さんが 「アルパマヨ東面が見たい」と言ったため、その計画に私達も便乗させてもらうことに。


準備

【1】情報収集
ワラス市内のインフォメーションセンター、及び各人のHP

<ワラスインフォメーションセンターの場所>
AV.Luzuriaga沿いにあるアルマス広場向かいの小道、郵便局の隣。
英語可。ワラス近郊の主なトレッキングルートの簡単な地図が無料でもらえます。
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【2】トレッキングコースの選定
カシャパンパ村よりLLAMACORAL(ジャマコラル)〜TAULLIPAMPA(タウジパンパ)〜PARIA(パリア)〜Arhuaycocha(アルワイコチャ)。
アルワイコチャからカシャパンパまでを単純往復。

<国立公園入域料>
●入域料
1日のみのチケット…5ソル
30日間有効(その間何度でも出入り可)チケット…65ソル

●入域料支払いとチケット受領場所
ワスカラン国立公園オフィスでの支払い&チケット受領となります。
場所:AV.Luzuriaga通りを南に進みます。Domasco通りのもう一本南の通り (通りの名前が不明です。ごめんなさい) をAv.San Martin方面へ数m行ったところです。
見過ごしてしまいそうな建物ですが、中をのぞくと山のポスターなど貼ってあるので分かると思います。


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【3】アクセス

<行き>ワラス→CARAZ(カラス)→CASHAPAMPA(カシャパンパ村)

ワラス→CARAZ(カラス)運賃:5ソル
ワラス→CARAZ(カラス)所要時間:1,5時間
*ワラスのFizcarrald通りのキルカイ川の橋手前に「カラス・ユンガイ・カルクス行」ミクロ(乗合タクシー)乗り場があります。

CARAZ(カラス)→CASHAPAMPA(カシャパンパ村)運賃:8ソル
CARAZ(カラス)→CASHAPAMPA(カシャパンパ村)所要時間:1時間
*カラスのミクロ乗降所の終点まで行ったら、カラスの中央メルカドまで歩く(徒歩5分:行き方はそこらへんの人に尋ねれば教えてくれます)。 メルカド付近よりカシャパンパ行コレクティーボが出てます。(そのコレクティーボ乗り場もメルカドの人が皆知ってます)。ミクロ乗降所からカシャパンパ行コレクティーボ乗り場まで モトタクシーなら1ソルです。
コレクティーボ運転手に「サンタクルス!」と言えば、カシャパンパ村のサンタクルス谷トレイルヘッドで下ろしてくれます。



<帰り>CASHAPAMPA(カシャパンパ村)→CARAZ(カラス)→HUARAZ(ワラス)

<行き>の逆ルートです。
ちなみにカシャパンパ村を最終のコレクティーボが通過するのは、午後4時〜5時の間だそう。

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【4】装備の準備と調達

※トレッキング装備以外の荷物は、ワラスで泊まった宿で預かって頂きました。  

 以下は、持ち物の情報です。
りゅうじ
・ザック(mon-bell製のZERO POINT EXPEDITION 65L)
・テント(mon-bell製の3シーズン対応のやつ)
・レインウェア上下(mon-bellのGOA-TEX製ストーム・クルーザ、アンダーはアルゼンチンmontage製)
・ソフトシェル(偽ブランドのMarmot製→カトマンズのタメル地区で購入した)
・ネルシャツ×1
・帽子×2(ニット帽、ツバ付き)
・サングラス
・ズボン×2(脱着式で短パンにできるやつ、カーゴパンツ)
・速乾性下着上下(半袖シャツ×1、長袖シャツ×1、パンツ×4、厚手靴下×4)
・トレッキングシューズ
・ビーチサンダル(休憩用に)
・寝袋×2(mon-bell製 ダウンハガー#3×2)
・マット(サーマレス製と銀ウレタンマット)
・ヘッドライト
・バーナー(MSR製のDragonFly)
・ホワイトガソリン約1L *ワラスの荒物屋(FERETERIA)で1L5ソル
・コッフェル(Snowpeak製の1.5L&1Lの鍋)
・水入れ(MSR4Lタイプ)
・マッチ、ライター
・嗜好品(コーヒー、紅茶)
・行動食
・トイレットペーパ
・洗濯バサミ
・デジカメ
・本、ノート、ペン、スペイン語−英語辞書
・貴重品

重量測定なしのため不明
ひろこ
・ザック(MILLETの 55/65L)
・レインウェア(Mizunoの上下セット)
・ソフトシェル(偽ブランドのMarmot製→カトマンズのタメル地区で購入した)
・フリース(NORTHFACE製)
・帽子×2(ニット帽、ツバ付き)
・手袋(毛糸製で冬の町で使うようなやつ) ・ズボン×2(脱着式で短パンにできるやつと)
・上下速乾性下着(半袖シャツ×2、長袖シャツ×2、パンツ×3、靴下×4)
・トレッキングシューズ
・ヘッドライト×1(Prius製)
・ヘッドライト予備電池
・水筒(nalgen1L)
・バンドエイドセット
・メインの食材
・貴重品
・石鹸
・その他ケア用品
・トイレットペーパ
・メモ帳・日記帳


重量測定なしのため不明


■行動食の内容
今回は記録ナシです。すみません。

■食事の内容
記録なし。
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【5】その他

●テント場
国立公園内すべてのテントサイトは無料です。*ちなみにどこに行っても馬やロバや牛がいますので、食料はきちんと管理しましょう。
muchovaca.jpg(27844 byte)→道すがら…。牛がム〜チョです。どこのテントサイトも牛か馬、ロバのいずれかがいます。

☆LLAMACORAL(3,700m):ドアなしぼっとん式トイレ、水場は近くの川、売店あり(ビール、ジュース、クッキーなど販売してました)

☆QUISUAR(4,175m)PUNTA UNIONへいくトレイルとアルパマヨへ行くコースの分岐点にあるテントサイト:ドアなしぼっとん式トイレ、水場は近くの川

☆Arhuaycocha(4,330m):アルパマヨ山を望める絶景ロケーションにあるサイトです。ぼっとん式トイレあり、水場は近くの川。

*上記以外にもLLAMACORALから30分ほど行った場所にもテントが張れそうな場所があります。 Lag.Jatuncochaを少し過ぎたあたりにもトイレありのテントサイトがあります。

●トレイル状況
基本的にこのワスカラン国立公園内で一番よく整備されているコースのため、標識・道標があるので迷う箇所はなし。
但し、唯一Lag.Jatuncochaを過ぎたあたりからQUISUARテントサイトまでが湿地帯で迷いやすい。 湿地帯の右側(峠に向かって右側)に荒れたトレイルがあるが、トレイルは途中で途切れ、最終的にはこの湿地帯を横切り、川を渡らなければいけない。
湿地帯前までは谷間の右手を歩くが、湿地帯を抜けると谷間の左側をトレースするので、そのことを念頭において左斜めに横切る感じで進むべし。

●水場
カシャパンパからの登り約2時間だけ水が入手できない。それ以降、水場には困らない。
このコースは牛・馬・ロバが本当に多いので、水は浄化して飲用するのがベター。

●日の出、日の入り
日の出:午前6時
日の入り:午後6時20分前後(4月25日〜27日の記録)

●ワラスのトレッキング食料調達に便利なスーパー
店名:Market Ortiz
場所:Av.Luzuriaga通り沿い。Av.Antonio Raymondi通りとぶつかるあたりにあります。

●荷役用ロバについて
カシャパンパ村で現地調達ができるそう。(ロバ一頭一日5USD、ロバ使い一人一日10USDが相場らしいです)

●その他
カラスについて:メルカドあり、宿あり、食堂あり、旅行代理店ありと活気のある街。メルカド付近で飲める絞りたて100%フレッシュジュースがオススメ(一杯1,5ソル)


トレッキングへ!

■4月25日 ワラス(標高3,090m)〜 カラス(標高2,290m) ミクロ移動 所要時間1時間30分 
カラス(標高2,290m)〜カシャパンパ(標高2,800m)コレクティーボ移動 所要時間約1時間 
歩いた区間 カシャパンパ(標高2,800m)〜LLAMACORALキャンプ場(3,760m)歩行時間記録なし

天気:晴れ時々曇り


サンタクルス谷サーキットを歩ききってワラスに帰ったその翌朝、我らの友「裕一朗さん」がワラスにやってきた!! 実はもうあと2,3日後にはワラスを出ようね…などと竜ちゃんと話していたのに、裕一朗さんの笑顔に再会したら、 もう少しここで彼と一緒に過ごしたいという気持ちになってしまった。
裕一朗さんは山を愛する人で、そんな私達と共通の世界があるからなのか、たとえ多くの言葉を交わさなくても、 す〜っと分かり合えるような気がする類稀な友人の一人だ。一生のうち、そんな友に何人出会えるだろうか? 先を急ぐような理由もあるわけじゃなし、それならば気心の知れた友人と過ごした方がいいに決まっている。
そしてごく当然のように「一緒に山歩きしよう!」という流れになった。

ちょうど一週間前にも通ったワラス→カラスまでの道を今日は3人で行く。天気は快晴。
カラスの市場(メルカド)でインディヘナのおばあちゃん達と同じテーブルに並んで少し遅めの朝ごはんをとってから、カシャパンパを目指した。
10時を少しまわってカシャパンパ・サンタクルス谷トレイルヘッドに到着。

私達は一度訪れている場所なので、サクサクと歩いていたが、裕一朗さんはトレイル上の花を物珍しそうに眺めたり、撮影しながら歩いている。 裕一朗さんのおかげで私達も自分達の足下にある可憐な花に目を向けることができた。
sakusaku.jpg(21339 byte)→先の方ばかり見つめて歩いてる私達。(撮影by裕一朗さん)

それにしても、一旦花に目を留めると、一度目のサンタクルストレッキングでは全く気が付かなかった花々がアチコチに咲いていることに気付く。
*以下、裕一朗さんが撮影したカシャパンパからLLAMACORALテントサイトまでの道中の花々↓

IMG_1074.jpg(13655 byte)IMG_1075.jpg(11597 byte) IMG_1081.jpg(12501 byte)IMG_1083.jpg(27163 byte) IMG_1094.jpg(14466 byte)IMG_1102.jpg(15128 byte) IMG_1107.jpg(15493 byte)IMG_1111.jpg(19546 byte) IMG_1112.jpg(15633 byte)
15時過ぎ、LLAMACORALテントサイトに到着。
テントを設営してから3人で喫茶タイム!…ところが、好奇心旺盛なロバ達がミルクやチョコの甘い香りに誘われたのか?なぜか私達の周りをぐるりと 取り囲むではありませんか!!??
donkeys.jpg(23517 byte)→「何飲んでんの〜?」というロバ達の声が聞こえてきそうです。
お茶などそっちのけでロバと遊び始めた竜ちゃんと裕一朗さんでした。
satueikai.jpg(25768 byte)→子供のようにはしゃいでる二人。
ride.jpg(16804 byte)→「乗っても大丈夫かな〜」「乗っちゃっえ、乗っちゃえ!」。そしてこわごわロバの背に乗る竜ちゃん。はしゃぎすぎです。(撮影by裕一朗さん)
smileryu.jpg(14167 byte) smileyu.jpg(18582 byte)
でも、二人ともものすごくいい顔してますね。

天気も良くて、花も見られて、ロバとも遊べて、とても満ち足りた一日でした。

■4月26日 LLAMACORAL(標高3,760m)〜QUISUAR(標高4,175m)〜Arhuaycocha(4,330m)歩行時間記録なし 

天気:晴れ後雨

今朝も快晴です。すがすがしい気分でいざ出発!
goodday.jpg(16277 byte)(撮影by裕一朗さん)
途中の湿地帯も2度目なので、すんなりと通過。
QUISUARテントサイトで軽くお昼を食べてから、アルパマヨ山を望めるArhuaycochaに向けて登っていきます。 この間来た時はArhuaycochaまでの道途中で竜ちゃんが巨大牛に追いかけられ逃げ帰ってきた…という経緯のある場所。 なので、3人とも石やステッキなどの「武器」を携えて登っていきました。
alpa.jpg(17637 byte)→QUISUARから40分ほど登ったところで、アルパマヨ山が見えてきました!!写真中央の山がアルパマヨです。
トレイル上に牛はたくさんいたけれど、幸い今回は私達を見咎めて追いかけてくる牛もおらず、すんなりとArhuaycohaテントサイトに辿り着けました。

ar.jpg(14327 byte)→Arhuaycochaテントサイト。360度景観が楽しめます〜♪(撮影by裕一朗さん)


■4月27日 Arhuaycocha(4,330m) 景色堪能日! 

天気:晴れ時々曇り

今日はこのArhuaycochaテントサイトでのんびり。私は山々を眺めながら至福の喫茶タイム、裕一朗さんは大地に寝そべったり、日向ぼっこしつつ 読書をしたり、竜ちゃんはしつこい牛を追い払ったり、寝袋を干したり、お茶をしたりなどして、思い思いにゆっくりと過ごします。
こういう場所では余計な言葉は要りません。同じ景色を見て、その時間を一緒に共有する。だたそれだけでいいのです。

午後になって裕一朗さんと竜ちゃんが更に上を目指して、お散歩に行った時の様子↓
walking2.jpg(23526 byte)walking1.jpg(18484 byte)walking3.jpg(18988 byte)
特に何をしたわけでもない日。でも、自然と関わりあうには絶好の日。


■4月28日 Arhuaycocha(4,330m)〜QUISUAR(標高4,175m)〜LLAMACORAL(標高3,760m)〜カシャパンパ(標高2,800m)〜カラス(標高2,290m)〜ワラス(標高3,090m) 

天気:快晴

朝、テントを出ると雲ひとつない快晴。スコンと抜けるような青い青い空が広がっていました。
kaise1.jpg(8596 byte)

kaisei2.jpg(16868 byte)→ついに全貌を私達の前に現したアルパマヨ!!

テント生活をすると、「太陽の恵み」というものを字面ではなく、実感としてとらえることができます。燦々と降り注ぐ陽光をいっぱい浴びて、 深呼吸をすると、だんだんと自分が透明になって澄みきった心と身体になるような気がするのは私だけでしょうか?

そして名残惜しむように何度も何度もアルパマヨを振り返りながら、下山です。
godown.jpg(14404 byte)→アディオス!アルパマヨ!!

sitti.jpg(17883 byte)→アディオス!湿地帯!!(撮影by裕一朗さん)

yuu.jpg(15101 byte) laguna.jpg(24809 byte)(撮影by裕一朗さん)
アディオス〜〜!サンタクルス〜〜!!そしてありがとう、アミ〜ゴ・裕一朗さん!

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