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【No.28】ブランカ山群トレッキングB_サンタクルス谷・サーキットコース


目的
準備
トレッキングへ!


目的

2,000m〜6,000m級の山々を抱く広大な(広さは日本・四国の約半分)ワスカラン国立公園では様々なアクティビティが楽しめます。
氷河トレッキング、ホーストレッキング、谷間を歩く短期から長期のトレッキング、本格的な登山などなど。
氷河トレッキングは個人で行ける場所になく、ホーストレッキングも「動物」を使ってトレッキングすることにイマイチ興味が持てず、本格的な登山も行く気が起きず… という消去法で選んだのが「谷間歩きトレッキング」。
谷間歩きならば「サンタクルス谷トレック」がいいらしいという情報をインフォメーションセンターやら 各人のHPで聞き及び、このサンタクルス谷トレッキング決行に至りました。
準備

【1】情報収集
ワラス市内のインフォメーションセンター、及び各人のHP

<ワラスインフォメーションセンターの場所>
AV.Luzuriaga沿いにあるアルマス広場向かいの小道、郵便局の隣。
英語可。ワラス近郊の主なトレッキングルートの簡単な地図が無料でもらえます。

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【2】トレッキングコースの選定
カシャパンパ村よりLLAMACORAL(ジャマコラル)〜TAULLIPAMPA(タウジパンパ)〜プンタユニオン峠〜Huaripampa(ワリパンパ)〜 Vaqueria(バケリア集落)までをいつもの如くツアーに参加せず、私達二人で歩きました。

<国立公園入域料>
●入域料
1日のみのチケット…5ソル
30日間有効(その間何度でも出入り可)チケット…65ソル

●入域料支払いとチケット受領場所
ワスカラン国立公園オフィスでの支払い&チケット受領となります。
場所:AV.Luzuriaga通りを南に進みます。Domasco通りのもう一本南の通り (通りの名前が不明です。ごめんなさい) をAv.San Martin方面へ数m行ったところです。
見過ごしてしまいそうな建物ですが、中をのぞくと山のポスターなど貼ってあるので分かると思います。

*カシャパンパ村のサンタクルス谷入り口とワリパンパ村を出る時にチケットの提示を求められました。
また、カシャパンパ村ではこの国立公園入域チケットとは別の「チケット」を10ソルで購入するよう要求されましたが、そんなチケットのことは聞いていないし、チケットチェックの お姉さんに「どうして必要なの?」と聞いても、「う〜ん。トレイル整備とか…」と曖昧なことを言うばかり。
トレイル整備はワスカラン国立公園事務所の仕事のはず。なんか怪しいチケット!と思ったので 結局私達は10ソルのチケットは買いませんでした。
後日、インフォメーションセンターにこのことを問い合わせたところ、そのチケットはオフィシャルなものではなく、村人が勝手に通行料と称して外国人トレッカーからお金を徴収してカシャパンパ村に還元しているそうです。「困ったものです」とインフォメーションセンターの人も 苦い顔をしていました。よって、この10ソルチケットはカシャパンパ村の人たちの趣旨に賛成できる方が任意で払えばよいと思います。

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【3】アクセス

<行き>ワラス→CARAZ(カラス)→CASHAPAMPA(カシャパンパ村)

ワラス→CARAZ(カラス)運賃:5ソル
ワラス→CARAZ(カラス)所要時間:1,5時間
*ワラスのFizcarrald通りのキルカイ川の橋手前に「カラス・ユンガイ・カルクス行」ミクロ(乗合タクシー)乗り場があります。
shuppatu.jpg(15308 byte)→これがミクロという庶民の乗り物。


CARAZ(カラス)→CASHAPAMPA(カシャパンパ村)運賃:8ソル
CARAZ(カラス)→CASHAPAMPA(カシャパンパ村)所要時間:1時間
*カラスのミクロ乗降所の終点まで行ったら、カラスの中央メルカドまで歩く(徒歩5分:行き方はそこらへんの人に尋ねれば教えてくれます)。 メルカド付近よりカシャパンパ行コレクティーボが出てます。(そのコレクティーボ乗り場もメルカドの人が皆知ってます)。ミクロ乗降所からカシャパンパ行コレクティーボ乗り場まで モトタクシーなら1ソルです。
コレクティーボ運転手に「サンタクルス!」と言えば、カシャパンパ村のサンタクルス谷トレイルヘッドで下ろしてくれます。
tosanta.jpg(14378 byte)→カラスからカシャパンパまでは山腹を縫うような道のり。車の左側に乗ると写真のような景観が楽しめます。


<帰り>Vaqueria(バケリアの集落)→ワラス

方法その@
ワラス直行バスが午前10時頃バケリアの集落を通過する。ワラス直行は多分一日一便。
運賃:20ソル
所要時間:4時間
*私達は運良くこのワラス直行バスに乗れたので、ラッキーでした。ただ、満席の場合は立ちっぱなしというリスクもある…。

方法そのA
YANAMAからユンガイを結ぶミクロが一日に数便あるので、バケリア通過の際に乗せてもらう。
ユンガイからはワラスまでのミクロが頻発しているので、ユンガイ乗換えでワラスに帰る。
*運賃は調査せず。午後4時ごろにはユンガイ行きミクロはなくなるそうです。
ワラスからバケリアへのバスはAv.Antonio Raymondi沿いの下記写真のバス会社が取り扱ってます。一日一便のみ。
bus.jpg(17735 byte)



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【4】装備の準備と調達

※トレッキング装備以外の荷物は、ワラスで泊まった宿で預かって頂きました。  

 以下は、持ち物の情報です。
りゅうじ
・ザック(mon-bell製のZERO POINT EXPEDITION 65L)
・テント(mon-bell製の3シーズン対応のやつ)
・レインウェア上下(mon-bellのGOA-TEX製ストーム・クルーザ、アンダーはアルゼンチンmontage製)
・ソフトシェル(偽ブランドのMarmot製→カトマンズのタメル地区で購入した)
・ネルシャツ×1
・帽子×2(ニット帽、ツバ付き)
・サングラス
・ズボン×2(脱着式で短パンにできるやつ、カーゴパンツ)
・速乾性下着上下(半袖シャツ×1、長袖シャツ×1、パンツ×4、厚手靴下×4)
・トレッキングシューズ
・ビーチサンダル(休憩用に)
・寝袋×2(mon-bell製 ダウンハガー#3×2)
・マット(サーマレス製と銀ウレタンマット)
・ヘッドライト
・バーナー(MSR製のDragonFly)
・ホワイトガソリン約1L *ワラスの荒物屋(FERETERIA)で1L5ソル
・コッフェル(Snowpeak製の1.5L&1Lの鍋)
・水入れ(MSR4Lタイプ)
・マッチ、ライター
・嗜好品(コーヒー、紅茶)
・行動食
・トイレットペーパ
・洗濯バサミ
・デジカメ
・本、ノート、ペン、スペイン語−英語辞書
・貴重品

重量測定なしのため不明
ひろこ
・ザック(MILLETの 55/65L)
・レインウェア(Mizunoの上下セット)
・ソフトシェル(偽ブランドのMarmot製→カトマンズのタメル地区で購入した)
・フリース(NORTHFACE製)
・帽子×2(ニット帽、ツバ付き)
・手袋(毛糸製で冬の町で使うようなやつ) ・ズボン×2(脱着式で短パンにできるやつと)
・上下速乾性下着(半袖シャツ×2、長袖シャツ×2、パンツ×3、靴下×4)
・トレッキングシューズ
・ヘッドライト×1(Prius製)
・ヘッドライト予備電池
・水筒(nalgen1L)
・バンドエイドセット
・メインの食材
・貴重品
・石鹸
・その他ケア用品
・トイレットペーパ
・メモ帳・日記帳
・ダウンジャケット(ワラスの町でレンタル 1日5ソル)

重量測定なしのため不明


■行動食の内容
チョコクッキー45g×6袋、ナッツ類約500g

■食事の内容
朝:食パン43枚、アボガド大5ヶ
昼:クラッカー250g×2ヶ、ドルチェデレチェ250g、蜂蜜250g
夜:お米約700g、ツナ缶80g×1ヶ、インスタントラーメン85g×8袋
お茶:ココア約750g、粉ミルク約250g、砂糖約300g、コカ茶ティーバック25袋
その他:マヨネーズ500g、しょうゆと塩少々、ゆで卵3ヶ、みかん11ヶ

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【5】その他

●テント場
トレイル上にあるすべてのテントサイトは無料です。*どこに行っても馬やロバや牛がいます。

☆LLAMACORAL(3,700m):ドアなしぼっとん式トイレ、水場は近くの川、売店あり(ビール、ジュース、クッキーなど販売してました)

☆QUISUAR(4,175m)PUNTA UNIONへいくトレイルとアルパマヨへ行くコースの分岐点にあるテントサイト:ドアなしぼっとん式トイレ、水場は近くの川

☆TAULLIPAMPA(4,250m):トイレあり、水場は近くの川、眺めよし!

☆PARIA(3,870m):トイレあり、水場は近くの川、眺めよし!

☆HUARIPAMPA(3,710m):トイレあり、水場は近くの川、テントサイトのわりに湿地帯の部分が多い(私達の行った時期の問題かもしれないけど…)

*上記以外にもLLAMACORALから30分ほど行った場所にもテントが張れそうな場所があったし、Lag.Jatuncochaを少し過ぎたあたりにもトイレありのテントサイトがあります。 その他ワリパンパ集落にはレフヒオ(山小屋)がありました。
また、Punta Union峠をワリパンパ方面に越えてすぐのところに「TUCTUBAMBA」というテントサイトがあるそうですが、私達は発見できず。

*またバケリア集落から30分ほどユンガイ方面に歩くと右側にテントを張れる芝生のスペースがあります。道路に面した小さな滝が水場になります。バスがなくなって困った方は ここで一泊することをおすすめします。

●トレイル状況
基本的にこのワスカラン国立公園内で一番よく整備されているコースのため、標識・道標があるので迷う箇所はなし。
但し、Lag.Jatuncochaを過ぎたあたりからQUISUARテントサイトまでが湿地帯で迷いやすい。(実際ここで立ち往生している人たちが(私達を含め)4組もいた。) 湿地帯の右側(峠に向かって右側)に荒れたトレイルがあるが、トレイルは途中で途切れ、最終的にはこの湿地帯を横切り、川を渡らなければいけない。
湿地帯前までは谷間の右手を歩くが、湿地帯を抜けると谷間の左側をトレースするので、そのことを念頭において左斜めに横切る感じで進むべし。

また、HUARIPAMPAからVaquieriaまでの道もあやふやな場所が一箇所あります。
HUARIPAMPA集落を出て、橋の架かった川に出てからの登り返しの道を進むとY字に分かれる処にでる。ここはまっすぐに進まず、U字に登り返すように。私達はまっすぐに進んでしまったのですが、 運良く親切な村人に「Vaqueriaは反対方向だ」と教えてもらい事なきを得ました。
P4217574.jpg(28177 byte)→ここです!!!こんな感じでU字ターンをすべし。とにかく「上」を目指して下さい。

●水場
カシャパンパからの登り約2時間だけ水が入手できない。それ以降、水場には困らない。
このコースは牛・馬・ロバが本当に多いので、水は浄化して飲用するのがベター。

●日の出、日の入り
日の出:午前6時
日の入り:午後6時20分前後(4月18日〜22日の記録)

●ワラスのトレッキング食料調達に便利なスーパー
Market Ortiz
場所:Av.Luzuriaga通り沿い。Av.Antonio Raymondi通りとぶつかるあたりにあります。

●荷役用ロバについて
カシャパンパ村で現地調達ができるそう。(ロバ一頭一日5USD、ロバ使い一人一日10USDが相場らしいです)。

●トレイル上の集落について
1、カシャパンパ:小さな売店、食堂がある。
2、ワリパンパ:山腹にある小さな集落。特になにもない。ここの人たちは皆すれていて外国人トレッカーを見ると、「アメくれ、チョコくれ、金くれ〜」と寄ってきた。
3、バケリア:小さな売店、宿泊所がある。ここの子供にも「お金くれ」と言われた。


トレッキングへ!

■4月18日 ワラス(標高3,090m)〜 カラス(標高2,290m) ミクロ移動 所要時間1時間30分 
カラス(標高2,290m)〜カシャパンパ(標高2,800m)コレクティーボ移動 所要時間約1時間 
歩いた区間 カシャパンパ(標高2,800m)〜LLAMACORALキャンプ場(3,760m)歩行時間5時間20分(お昼休憩の30分を含む)

天気:晴れ時々曇り〜夕方から雨。


ワラスからミクロとコレクティーボを乗り継ぐこと3時間。やっとのことでカシャパンパ村のサンタクルストレイルヘッドに着きました。
thead.jpg(28871 byte)
ここからはひたすら谷間を分け入っていきます。
tanima1.jpg(25677 byte)

歩き始めの2時間はひたすら登りで、人の生き血を吸う小さな虫もたくさんいて、想像以上に体力を消耗してしまう。トレイルヘッドから歩くこと約5時間半、 今日の目的地LLAMACORALテントサイトに到着しました。
llamacoral.jpg(15081 byte)→ここがLLAMACORAL。美しい谷間が眺められるテントサイトです。 きっと雲がかかってなかったら、もっときれいなんだろうな〜。ちなみにこのテントサイトはインディヘナの家族が経営しています。お父さんとお母さんに3人の子供と2匹の犬と多数のロバと馬とにわとり。風力発電に畑。 人間は私達が思う以上に本当に様々な土地に住めるものです。

ここの子供達はスペイン語ではなく、多分ケチュア語で話しているので、私達とは会話は成り立たず…なんとなく顔を見合わせて微笑んだり、犬と戯れたりしていると、 雨が降ってきたので、この日は早めに夕食を済ませて床に就きました。
■4月19日 LLAMACORAL(標高3,760m)〜QUISUAR(標高4,175m)歩行時間約4時間 

天気:晴れ後雨

今日は快晴。
雲ひとつない空だと訳もなく嬉しくなってしまう単純な私達は、にわとりよりも早起きして、空を眺めつつ早めの朝食を済ませて 朝7時5分にLLAMACORALのテントサイトを後にしました。
asaiti.jpg(16506 byte)→この谷間はカシャパンパ方面から登る人にとっては真東に向いている為、朝の太陽が眩しいです。(サングラスなしでは歩けない)でも、「晴れ」は嬉しい。

今日はゆっくりと高度を上げるので、景色を眺めたり竜ちゃんと話す余裕もある。トレイル上から見える雪を頂く5,000m〜6,000m級の山々を眺めたり、途中の湖でのんびりと休憩をはさみながら歩く。
mt2.jpg(9657 byte)

mt3.jpg(14422 byte)→谷のすぐ真上に雪山。こういう地形はあまり見慣れないだけに私達の目に新鮮に映りました。
lag.jpg(13867 byte)→Jatuncocha湖。
…と、ここまでは順調だったのですが、Jatuncocha湖を過ぎたあたりで広い湿地帯にぶつかって四苦八苦するのでした。
sitti.jpg(18099 byte)→ここからが悪夢の湿地帯。

谷間を歩けばいいということは分かっていたものの、何せ湿地帯を縦横無尽に小川が走り、歩こうにも湿地に足を取られてズブズブと埋まるという始末。 谷間の右端にようやくトレイルを見つけてそこを歩くも、そのトレイルも途中で途切れてしまい…。

とそこに、峠を越えてこれからカシャパンパに向かう私達とは逆ルートの団体の姿を発見!!その団体の動きを見ていて、今までずっと右側にあったトレイルが、この湿地帯を境に左側に移行するらしいということが 判明。私達もトレイルの途切れたところから、湿地帯を横切って無事にこの湿地帯を抜け出したのでした。
湿地帯を抜けるとQUISUARのテントサイトはすぐそこ。竜ちゃんがここからアルパマヨを見に行きたいと言うので、今日はこのQUISUARにテントを張ることに。
tire.jpg(23670 byte)→QUISUARテントサイトにて。私は湿地帯で体力消耗したため、力尽きてます。ここから竜ちゃん一人でアルパマヨに向かって行きました。
(竜ちゃんはその後アルパマヨ山に向かうトレイル上、巨大で獰猛そうな牛に襲われかけ、ほうほうの体で逃げ帰ってきました。この日は湿地帯で苦労し、竜ちゃんは牛に追いかけられ、結局アルパマヨも見ることができず、なんともトホホな一日だったのでした)

そして夕食タイム。
vaca.jpg(23502 byte)→トホホな目に遭った私達に更に追い討ちを掛けるかのように、私達を遠巻きにしつつ放尿したり、モ〜っと鳴いたりする牛。なんだかバカにされているような気がして腹立たしい。


■4月20日 QUISUAR(標高4,175m)〜TAULLIPAMPA(標高4,250m)〜PUNTA UNION峠越え(標高4,750m)〜PARIA(標高3,870m)歩行時間7時間 

天気:晴れ時々雨〜曇り

今日は峠越えの日。長丁場となりそうなので、気合を入れて朝6時半にQUISUARのテントサイトを出発する。
7時20分、TAULLIPAMPAテントサイトに到着!なかなかいいペースです。
taull.jpg(18797 byte)→TAULLIPAMPA。晴れていたらTAULLIRAJU山と氷河がど〜んと見えるであろう場所。まだ雨季なのが悔やまれます。

7時30分、峠を目指しTAULLIPAMPAテントサイトを出発。
ここから峠まではずっと登り。ふんばります。
subir1.jpg(14266 byte)→一歩一歩着実に。

subir2.jpg(18591 byte)→まだまだ!

incar1.jpg(13219 byte)→峠手前はインカ時代の石段が残っています。でも、インカ時代に思いを馳せる前にこの石段を登りきることで頭がいっぱい。

koudokan.jpg(12338 byte)→振り返ると昨日通ったJatuncocha湖や湿地帯が見渡せます。随分と登ってきたな〜。

ryutolag.jpg(20255 byte)→峠手前の湖。

touge1.jpg(21981 byte) puntau.jpg(19645 byte) touge2.jpg(17703 byte)
10時半、PUNTA UNION峠到着!
峠を挟んで異なる表情をもつ2つの谷が見渡せます。天気は相変わらずイマイチだけど、気分は最高!!
それにしても峠を越える前と越えた後じゃ、別世界です。 そして峠の頂に立つことによって、自分の歩いてきた地形が自分のものになるような感覚。これが峠越えの醍醐味かぁ。

峠から下ること3時間。やっとのことでPARIAテントサイトに着きました。長かった。
paria.jpg(20474 byte)→PARIAテントサイト。ここも(晴れていれば)見晴らしがよく気持ちよい場所

shoes.jpg(26183 byte)→今日はよく歩きました。


■4月21日 PARIA(標高3,870m)〜HUARIPAMPA(標高3,710m)〜Vaqueria(標高3,850m)〜Vaqueriaから30分ほど下った野営場 歩行時間5時間 

天気:小雨時々曇り

朝7時45分、PARIAテントサイトを出発し、下ること2時間、HUARIPAMPAの集落にでました。
huari2.jpg(19584 byte)→今回はずっと谷間歩きでした。集落に出てもまだ谷間!

animal1.jpg(18984 byte)→集落での主な仕事は畑仕事に放牧。

animal2.jpg(23245 byte)→車が通れる場所まで遠いので、物資はこうしてロバで運んでます。

animal3.jpg(20253 byte)→ペルー名物「クイ」(天竺ねずみ)も家屋の2階で普通に飼われていました。 huariq.jpg(25564 byte)→HUARIPAMPA集落。本当に人は想像以上に様々な環境下で生きられるものです。改めて人間の適応力に感心。パタゴニアとはまた違う表情の自然です。どちらも美しい。

HUARIPAMPAの人たちにお金をせびられたり、道を間違えたりなどしながら、午前11時50分Vaqueria集落に到着。
このままワラスに帰るという手もあったのですがなんとなく去りがたく、テントを張れる場所があると集落の人に教えてもらったので、そこで更にもう一泊することに。


■4月22日 Vaqueriaから30分ほど下った野営場〜Vaqueria集落(標高3,850m)〜ワラス(標高3,090m) 

天気:晴れ後雨時々曇り

一日に一便というワラス直行バスに運良く乗車。さようなら、サンタクルス谷〜!!(この時は3日後にまたこの谷に戻ってくるとは思いもしませんでした。…詳しくは【29】ブランカ山群トレッキングC_サンタクルス谷・アルパマヨ山東壁コースにて。)

*Vaqueriaからユンガイへのバスは、4,750mの峠を越え、有名なLLANGANUCO(ヤンガヌコ湖)を通ります。晴れていればワスカランの威容も望める場所。この峠から下る時の落ちるような高度感も眺めもモノスゴイです。

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